液晶タブレット
巷では電子黒板という物が流行っています。実際に何度も触って使用してみたことがありますが、費用的にも空間の占有率的にも通常学級に置くのには適さないと私は考えます。アレを本当に扱うには、専門的な知識と熟練が必要であり、事実、ある文科省に提出された資料によれば、電子黒板を使用した方が子どもの成績が下がるという報告もあるそうです。ですからICT環境に電子黒板はあまりおすすめしません。
普通学級にICT設備を整えるときに最低限必要となるのは「プロジェクタ+スクリーン」です。
これに「パソコン」か「実物投影機(書画カメラ)」か「IPAD」を加えると、教室環境が立派なICT環境のある空間に変化します。
もし上記のうち「パソコン」を選択された場合、そこに「液晶タブレット」が加わると、パソコンの画面に表示されたものに書き込みができるようになります。
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■液晶タブレットのメリット
・パソコンに写された画面にペンで書き込みが出来るようになる。
・パソコンの映像は実物投影機の映像に比べて、綺麗に投影されるため、子どもから見やすい画面で指導が出来る。
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■液晶タブレットのデメリット
・高価(中古品がおすすめ)
・ペンの設定をインターネット等を利用して自分で設定しないと、文字が書きづらい。最悪、まともに動かないことがある。
・ペンで書き込むためのソフトウェアが別途必要(WACOMのペンワークスなど)
・子どもが使用するためには慣れが必要。
・実物投影機での授業に比べて準備が大変。
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デジタル教科書に書き込みをするときに使用したり、
あらかじめパソコンに取り込んでおいた画像ファイルに書き込みをする時に使用する分には、見やすいのでとてもよいです。
WACOM 液晶ペンタブレット DTI-520 U Model
- 出版社/メーカー: ワコム
- 発売日: 2005/02/10
- メディア: Personal Computers
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